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女子は2年連続世界女王の坂本花織(23)=シスメックス=が合計225・70点で悲願のファイナル初制覇を果たした。ショートプログラム(SP)1位として臨んだフリーも1位の148・35点をマークした。
最終6番滑走で登場した坂本は冒頭でダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を持ち味の大きな軌道で決めてGOE(出来栄え点)で1・32点の加点を獲得。続くルッツで1・77点、サルコーで1・29点と単独の3回転ジャンプで加点を得た。
4本目の3回転フリップの着氷が乱れて2・04点の減点を受けたが、基礎点が1・1倍となる後半の最初のジャンプとなるフリップ―トーループの連続3回転を決めてカバー。最後の3回転ループに2回転トーループをつけて7本のジャンプを締めると、スピンやステップも最高のレベル4として得点を伸ばした。
すでに世界選手権と四大陸選手権で優勝している坂本は、ファイナル初制覇で国際スケート連盟(ISU)が主催する主要国際3大会全てを制する「キャリアグランドスラム」を達成。全日本選手権と並ぶ今季前半の目標としていた大会を2位のルナ・ヘンドリックス(ベルギー)に20点以上の大差をつける圧勝で飾り、「この結果を一つの目標にしていたので、達成できてうれしい」と悲願達成の喜びを語った。
他の日本勢は、第4戦・中国杯優勝でSP4位の吉田陽菜(18)=木下アカデミー=が合計203・16点の3位となり、GPファイナル初出場で銅メダルを獲得。同じく初出場でSP5位の住吉りをん(20)=オリエンタルバイオ・明大=が合計180・39点の5位だった。
12/9(土) 21:26 中日スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/13ea73def384e6c9376759c153d02fe8733354de
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