◇１５日　西武２―９ソフトバンク（ベルーナドーム）

　ソフトバンクは主砲の山川穂高内野手が７年ぶり２度目となる１試合３本塁打をマーク。昨季まで在籍した西武の本拠地で、またしても大暴れしたが、なぜかヒーローインタビューに選ばれなかった。
ソフトバンク・山川

　山川は１回の２４号２ランでチームに先制点をもたらすと、５回に２５号２ラン、７回に２６号２ランを放ち、１試合６打点の大活躍。今季のベルーナドームレギュラーシーズン最終戦で、３本全てを西武ファンで埋まった左翼席にたたき込んだ。これで２６本塁打、７９打点となり、２部門で打撃タイトル争いを独走。８月は８本塁打とホームラン量産態勢に入っている。
　しかし、ヒーローインタビューに選ばれたのは２番手で登板してプロ初勝利を飾った新人の大山凌投手で、「任されたところでしっかり結果を出せたのは素直にうれしく思います」と喜びを語った。山川はベルーナドームで４月１３日に２本の満塁本塁打を放って、古巣のファンから強烈なブーイングを浴びたことがある。その試合でもヒーローインタビューには選ばれなかった。
　このため、Ｘ（旧ツイッター）では「３本打ってもヒーローではない山川穂高ｗ」「山川しっかりヒーローインタビュー回避してて草」「罵詈雑言や中傷を浴びる事が容易にわかりますから、山川選手もそりゃ嫌ですって」「西武ファンの友達がヒーローインタビュー山川じゃなかったから勝ちとか言ってるの最高におもろい」「大山くん初勝利おめ。こういうときちゃんと適任のヒーローがいるホークス」など盛り上がった。

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